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製品紹介

プラチナコロイドとは

プラチナからプラチナコロイドへ

鉱物であるプラチナ(Pt)は、白金族鉱石1トンの中に約3g含まれている。
この希少なプラチナを純度99.95%以上に精製したものが、プラチナコロイドの原料となる。

プラチナはとても安定した金属(固体)で熱や酸にも強いが、王水という強い酸で溶解(イオン化)することができる。
アイノベックスのプラチナコロイドは、金属イオンにしたプラチナを水の中で還元して、ふたたび金属(固体)のプラチナ粒子として安定させることで、コロイド状(水の中にプラチナ粒子が分散している状態)となっている。

プラチナコロイドの製造過程では、プラチナのイオンを水の中で加熱しながら長時間渦巻くように撹拌することで、正二十面体の構造をしたプラチナ原子の集合体が1個誕生する。
これが核となり、正二十面体構造のプラチナ粒子が次々生まれ、イオン状態のプラチナがすべてプラチナ粒子に還元することで、プラチナコロイドが完成する。

正二十面体を形作っているプラチナ原子の集合体は、粒子のサイズから原子の数が147個または309個と考えられ、147個の場合は表面に現れている原子の数が92個、309個の場合は162個となるため、膨大な表面積と粒子を取り巻く電子の雲によって(-)40mVのゼータ電位を保持し、高い抗酸化能や連続した電子供与能などが発現している。

プラチナコロイドの安全性は25年以上に及ぶ研究や実績から証明されているが、可視光領域の光子の発光や可聴域の音の発生など、新たな機能の解明が待たれている。

プラチナ飲料『sai(サイ)』

プラチナ飲料『sai(サイ)』

2000年9月、世界で最初のプラチナ飲料の製造許可を得て以来、20年以上のべ37万人の方々にご愛飲いただいてきました。
ますます複雑化するストレス社会で『sai』の役割は大きく、日本をはじめ海外でも注目されています。

  • 特徴
  • 独自の金属塩還元反応法と限外濾過製法により造られている。

<正二十面体分子構造>

『sai』に含まれるプラチナは、一個一個の粒子が、正二十面体の構造をしていることが、大学による電子顕微鏡撮影で確認されました。また、正二十面体は、プラチナの原子だけが集まってできていることも証明されています。

<電位を保持>

『sai』のプラチナ微粒子の性質を電子顕微鏡(TEM)で確認したところ、正二十面体の粒子が水の中で均一に分散していることが観測されました。プラチナ微粒子の表面の電気的な性質は、ゼータ電位測定方法で計測すると、マイナス(-)40mV。これにより、『sai』中の白金微粒子は、プラチナ製品などに使われている白金には見られないマイナス(-)の表面電荷を保持しており、電気的な性質をもったコロイドであることが確認されました。

<光を放つ水>

2005年、浜松ホトニクス社製の微弱発光計数装置の測定で、『sai』から可視光領域の光子(光の粒)が、1秒間に9個出ていることが分かりました。プラチナ粒子は電子の雲で覆われているため、電子の相互作用などによって光子を出し発光しているものと考えられます。

  • sai
  • 装置のノイズ
vuvu500・vuvu2000

プラチナコロイドvuvu500・vuvu2000

vuvu500・vuvu2000は、独自の金属コロイド製法によって、1999年に化粧品原料を目的として開発し、「白金コロイド含有化粧品」(旧名称:「化粧品」)として特許を取得しました。
また、化粧品原料のプラチナコロイドを、2002年に世界に先駆けてINCIに登録し、現在まで国内外500社以上の化粧品メーカー様にご利用いただいております。

  • 特徴
  • ①プラチナ表面の電気的性質による、抗酸化力
    ②プラチナ表面のマイナス電位による、連続した還元力

4つの機能<vuvuのデータ>

  • 01

    抗酸化力の証明

    配合割合に比例して、抗酸化力が高まります。

  • 02

    活性酸素(過酸化水素)の消去

    添加割合に比例して、活性酸素が消去されます。

  • 03

    安全性の証明

  • ●7項目の安全データ取得済み
    単回投与毒性/皮膚一次刺激性/連続皮膚刺激性/感作性/眼刺激性/変異原性/ヒトパッチ
    紫外線吸収はありません。

    ●皮膚を透過しない ※2

    ●経口投与で体内に残留しない ※2

    ●28日間反復投与試験実施済み

    ●飲用で体内に吸収されない ※3

  • 04

    連続還元活性の実証

    青色の酸化型色素(DCIP)を使った実験では、再度酸化させても、連続した還元力が証明されました。

出典:
※1…Toshihiro Aluchi.,Biol,Pharm,Bull,27(5),736-738(2004)
※2…安達岳(東海大)他;神奈川県産学公交流研究発表会 他
※3…馬冬梅(㈱生体分子計測研究所)他;第26回HAB研究機構学術年会
特許取得状況

特許取得状況

<製法特許>
特許取得国:日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、トルコ、中国、韓国、インド

アイノベックス株式会社
(2024年4月現在)
安全性について

安全試験結果

アイノベックス製プラチナコロイドの
安全性について

はじめに

微細な金属の微粒子をつくるには、金属の塊を砕いて微粉末にする(トップダウン)方式と、金属をガスや溶液にしてから金属の粒子を生成する(ボトムアップ)方式がありますが、プラチナ粒子は特に微細なため、殆どがボトムアップ方式でつくられています。さらに、ナノ粒子を気体中でつくるのが気相法、液体中でつくるのが溶液法とよばれ、プラチナコロイドの場合は主に溶液法が使われています。

プラチナコロイドの製造方法

プラチナコロイドの製造方法は、白金を溶解させた白金塩を溶液中で還元し、白金粒子を生成する方法や溶液中の白金板にレーザー光を照射して白金粒子を生成する方法などが一般的です。しかしながら、粒子の生成条件、粒子を保護する材料や溶媒の種類、精製の方法などの違いによって、白金粒子のサイズがほぼ同じであっても、性質や用途が全く異なります。プラチナコロイドは主に工業的に使用されていますが、この場合、粒子サイズの均一化や分散性、溶媒の種類などが求められます。一方、食品や化粧品などに使用されるプラチナコロイドは、安全性や安定性が最優先となるため、それぞれの規格や規制に沿った製品化が必要です。最近、抗酸化剤等の用途として、プラチナコロイドが多くの化粧品や食品などに配合されるようになりましたが、製造会社や製法の違いによってその能力は様々で、抗酸化作用が殆ど見られない製品も存在します。また、白金粒子の安定性は保たれているものの、白金粒子が皮膚や消化管から体内に吸収される恐れがあるものや、コロイド中に低分子のイオン物質が残存するような製造方法では、安全性が確保されているとは言えません。

弊社独自の製法特許

弊社の製造方法は、食品向けのプラチナコロイドは食品用途として認められている基剤を、化粧品向けのプラチナコロイドは化粧品原料として認められている基剤を厳選し、製造の最終工程でプラチナコロイドの安全性や安定性を保証するために、分画分子量3万サイズの限外ろ過膜を使用し、膜を透過したイオン物質の除去を行っています。この限外ろ過膜を使用できるのも、厳選した基剤と弊社独自の特許製法(世界10カ国特許取得)によるものであり、アイノベックス製プラチナコロイドは優れた安全性や安定性を保証しています。

安全性について

弊社では、1996年のプラチナコロイド製造開始以来、安全性を最優先に製造を行い、科学的知見に基づく各種試験においても、毒性・危険性を示す結果、および皮膚や消化管から体内に吸収されたという結果は一切出ておりません。食品向けプラチナコロイドについては、2000年に許認可機関に物理化学的性質・安全性データ等を提出の上、食品添加物「白金」としての製造承認および清涼飲料水の製造許可を受けました。また、各種安全性試験をクリアするとともに、清涼飲料水として20年以上にわたる飲用実績があります。化粧品向けプラチナコロイドについては、白金を使用した原料として初めて、2002年にINCI(国際的表示名称)の登録を受けました。各種安全性試験を行った後、2002年より内外を問わず数多くの化粧品メーカー様にご愛用いただき、スキンケア、ヘアケア、メイク品など数多くの製品に使用されています。